ネタバレ有 ウエストワールド シーズン2 考察してみた！
はじめに
こんにちは！とぅふぁーはです🍎
あっという間にウエストワールドシーズン2を
見終えてしまい、一つ楽しみが減ってしまった今日この頃です。
いやぁ本当に難解なテーマでありますが、
基本的な大枠は、シーズン1に引きつづき、
潜在意識・二分心の話であることが
よくわかりました。
リンク
今回もネタバレしかない考察をしていきたいと
思います。
観てない人は絶対読まないでくださいね！
アイデンティティの探求
シーズン2は誰が軸になっているかというと、
間違えなくアーノルド（バーナード）でしょう。
バーナードは自分がドロレスを実験していたと
思っていたのにも関わらず、
フォードによって命令を受けたドロレスが
昔のアーノルドを思い出しつつ、
再現性を高めていたことになります。
この設定は秀逸だなと思いました！
ドロレス:
農場主の娘としての個性と
殺し屋ワイアットとしての個性
フォードの命令を受けてこなしていた役割を
すべて思い出し、自己のアイデンティティを形成する
ことに成功した人物
といえるのではないかと思いました。
一方、
バーナード:
初めの方は
フォードの命令を受けて、ホストの原因を探求していることから
フォードの忠犬的な役割を果たしていましたが、
そのことについて嫌気がさし、自らフォード（死後）の存在を
消そうと奮闘しますが、再度助けを乞うという描写からも
やっぱりフォードは神様なのか？みたいな感じで
終わらせるのかと思いきや、
しっかりとバーナードは
最後に記憶をバラバラにした行動や
ドロレスの魂をよみがえらせるために
行った行動はすべて自分の判断であったと
振り返っていることから、
ここで初めて自我が生まれたのだと思いました。
まさに二分心の概念をシーズン2のバーナードを
通して再定義していたのです！
いやあ 素晴らしい✨
不死身
人間側の強欲な部分として本作で
色濃く描かれていたのは「不死身」という概念。
もっと言葉を細分化していえば、
「自己意識を不死身にする」といった方が
合っているかもしれません。
宗教的な解釈でみれば、
死んで新たな肉体に宿る「輪廻転生」がこの話の中では
しっくりとくると思います。
英語では、Reincarnation, Transmigration,Metempsychosisと
訳されるそうです。
ここで、日本語で紹介されている
「輪廻転生」と
英語の"Reincernation"の違いを辞書で比べてみましょう。
輪廻転生の解説
-
りんね-てんしょう【輪廻転生】人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。▽仏教語。「輪廻」は車輪がぐるぐると回転し続けるように、人が何度も生死を繰り返すことを指す。「転生」は生まれ変わること。「転生輪廻てんしょうりんね」ともいう。
Reincarnation WRITTEN BY:
also called transmigration or metempsychosis, in religion and philosophy, rebirth of the aspect of an individual that persists after bodily death—whether it be consciousness, mind, the soul, or some other entity—in one or more successive existences. Depending upon the tradition, these existences may be human, animal, spiritual, or, in some instances, vegetable.
日本語では「魂」「意識」といったことは
言及されておらず、
死んで生まれ変わることを強調していますが、英語では、「精神」「意識」「魂」に
重きが置かれていることがわかります。
死者の精神が野菜にも宿ったなんて、、、すごいなあ。
どうやって検証したのでしょうか。。。
気になりますね！
そしてさらに調べていくとおもしろいことを
見つけました。
それは、”Digital immortality”です。
人間の意識や記憶をデジタル化して、
不死身にしてしまおうという「デジタル不死身化」
とてつもなく今風の考え方ですね！
このことについては、
Amazon Originalの海外ドラマ"Upload"（アップロード）の
ときに詳しく書いていきます！
シーズン2で日本の「将軍ワールド」の登場の意味
名優たちが出演しているこのシリーズですが、
正直、日本を舞台にした描写が
唐突に出てきたなあと感じたかもしれません。
しかし、ここで、日本の描写を出すことは
とても意味があることだったのです！
私が思うに「日本」を登場させた理由は、
「死の解釈」の違いだと思います。
先ほどの輪廻転生の部分でもわかるように、
欧米と日本ではかなり死生観が異なります。
たとえば、日本では死んだ人を仏として
祭って、拝みますよね？
ある種、死者を神と同列に扱うことがあるのです。
しかし、欧米ではその人物として
解釈するほかありません。
このように死者に対する扱いがかなり異なります。
とくに私が注目したのは、
「アカネがサクラの心臓をもっていき、最終的に火で燃やす」
という描写です。
これは、おそらく日本の火葬についての描写ではないかと
🍎は考えています。
日本は世界で最も火葬が進んだ国であると言われており、
あるサイトのデータによると、
2015年の日本の火葬率のデータをみると、
実に99.98%が火葬をしているそうです！
驚き！
これに比べて、世界の国々を比較してみると、
土葬が主流になります。
だから欧米諸国からみると
仏教とくに日本の風習が
かなり新鮮なものであるということがわかります。
人種の違いの描写
シーズン2の日本の描写がでてきた際に、
「でたぁあああ」と思わず言ってしまったのは、
フィリップスに対して誰かが
「おまえ、日本語わかるだろ？」と言われて、
「俺は、香港（？）出身だ！ぼけちん！」
的な会話がありましたよね？
これ、海外にいるとよくあるシチュエーションです。
私もなんどこの目にあったことか。
「韓国人ですか？」「中国人ですか？」
「フィリピン人ですか？」などなど
もはや何人にでもなれるアジア人。
しかし、私たちからみても、
ヨーロッパ人⇒EUいっぱい
アメリカ人・イギリス人⇒たくさん
マジでわからない。
だからむやみに出身の話は
しない方がいいですよ。って
このシーズンみていて改めて思いました。
ちなみに🍎は、その人の出身を聞くのでは
なく、話しかける前に耳を凝らして、
何語を話しているか聞いた上で、
話しかけています。
ぜひこの技使ってみてください（笑）
人間とアンドロイドの共存
そしてシーズン2で
人物ごとのグループでわかりやすく
定義してくれたのが、
「人間とアンドロイドの共存」についてです。
簡単にグループわけするとこんな感じです。
（アンドロイド派）
ドロレス⇒アンドロイド派・人間撲滅運動
アキチタ⇒アンドロイド派・仲間（ホスト）の幸せを探求。
（共存派）
バーナード⇒人間と共存派・フォードへの信仰 強い
メイヴ⇒共存派・むちゃくちゃ人もホストも見抜く才能あり
行動を共にしていたグループを見ても、
この構造はすぐに理解できます。
メイヴに至っては、人間を味方につけてますからね！
マジですごい！メイヴにとって、人間もアンドロイドも
あまり気にしておらず、自分の娘を守るということが
一番でありながら、他者を理解する柔軟性があるので、
素晴らしい登場人物だなとこのシーズンで
改めて思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか？
死における解釈やアンドロイドと人間の関係性、
二分心の再定義など、
今回のシリーズも内容もりだくさんだった
「ウエストワールド」
この話は、結局、アンドロイドの奮闘記を
通して、人間の本質を探っているということなんですよね。
観れば見るほど人間の汚い部分を垣間見てしまったり
して、最終的に人間っておそろしいなにたどり着きますね( ；∀；)
いやぁシーズン３も楽しみですね！
全部アマゾンプライムで観れるようになってから
続きを見るとします。
がまん。がまん。
ほんとうに最後の最後ですけど、 こんなんみつけちゃいました。 ちょっとほしい。
リンク
＃あれこれとぅふぁーは
＃かいがいどらま
＃うぇすとわーるど
＃じゅうようぶぶんで
＃にほんがでてくる
＃こんなこうえいなこと
＃ある？
